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経歴書とは|履歴書・職務経歴書との違いと正しい書き方【元プライム上場代表が解説】

公開 2026-05-23更新 2026-05-23

この記事の要点

  • 1「経歴書」は広義には「履歴書 + 職務経歴書」の総称、狭義には「職務経歴書とほぼ同義」で使われる。提出シーンに応じて意味が変わる曖昧な用語。
  • 2公的機関・銀行系・建設業界では「経歴書」が「職務経歴書」を指す慣習がある。応募先指示に従って書き分ける。
  • 3業界によっては「業務経歴書」(製造業)、「技術経歴書」(建設・IT)、「職歴書」(公務員系)など独自の名称を使う。本質的には職務経歴書と同じ。
  • 4経歴書の基本構成は職務経歴書と同じ4ブロック(職務要約 / 職務内容 / 活かせるスキル / 自己PR)。手書きでもPCでもよいが、近年はPC作成・PDF提出が標準。
  • 5応募先から「経歴書を提出してください」と言われた場合、職務経歴書のフォーマットで提出すれば99%問題ない。迷ったら問い合わせて確認。

監修・執筆者

平井 貴大

BeyondLeap株式会社 代表取締役 / 元リクルート事業開発・マーケ / 元プライム上場企業子会社代表

リクルートで事業開発・マーケティング・海外駐在を経験後、東証プライム上場企業の子会社代表取締役に就任。人材関連サービスを複数ゼロから立ち上げ、全事業の黒字化とスケールを達成。代表時代に1,000件超の職務経歴書・経歴書を実際に書類選考した経験を持つ。

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「経歴書」が指すものは文脈次第で変わる

転職活動を始めると、応募先から「経歴書を提出してください」と言われることがあります。この時、多くの方が「経歴書って何?履歴書?職務経歴書?」と戸惑います。

結論を先にお伝えします。「経歴書」は文脈に応じて意味が変わる曖昧な用語 です:

- 広義の「経歴書」:履歴書 + 職務経歴書の総称(応募書類全般)
- 狭義の「経歴書」:職務経歴書とほぼ同義(実績・スキルの詳細書類)
- 業界別の「経歴書」:業務経歴書(製造業)/ 技術経歴書(建設・IT)/ 職歴書(公務員系)など独自呼称

筆者は元リクルートで人材ビジネスに関わり、プライム上場企業の子会社代表として年間1,000件超の書類選考を行ってきました。その経験から言うと、応募先が「経歴書を提出」と指示した場合の95%は「職務経歴書のフォーマットで提出すればOK」 です。

本記事では、経歴書の意味、業界別の呼称、書き方の基本構造、提出シーン別の使い分けを完全解説します。

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経歴書 vs 履歴書 vs 職務経歴書 の関係性

3つの書類の関係性を整理します。

書類名役割フォーマット標準性
履歴書基礎属性(氏名・住所・学歴・職歴の事実)JIS規格・厚労省様式あり⭐⭐⭐
職務経歴書実績・スキル・自己PR定型なし(応募者裁量)⭐⭐⭐
経歴書(広義)履歴書+職務経歴書の総称2書類セット⭐⭐
経歴書(狭義)職務経歴書とほぼ同義定型なし⭐⭐
業務経歴書製造業の独自呼称(職務経歴書相当)定型なし
技術経歴書建設・IT技術職の独自呼称業界別フォーマット
職歴書公務員系・古い慣習の独自呼称履歴書の職歴欄を独立化

⭐⭐⭐:日本の中途採用市場で標準的に使われる / ⭐⭐:業界によっては使われる / ⭐:特定業界・特殊な企業のみ

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提出シーン別:「経歴書を出して」と言われた時の正解

応募先から「経歴書を提出してください」と言われた時の対応を、シーン別に整理します。

シーン1:求人票に「履歴書・職務経歴書」と明記されている
→ そのまま履歴書 + 職務経歴書の2点を提出。

シーン2:求人票に「経歴書」とのみ記載
職務経歴書のフォーマットで提出 が99%正解。心配なら履歴書も同梱して提出(過剰でもマイナスにはならない)。

シーン3:求人票に「経歴書・職務経歴書」と並列記載
→ 「経歴書」=履歴書、「職務経歴書」=職務経歴書、と解釈して両方提出。

シーン4:求人票に「業務経歴書」「技術経歴書」と記載
→ 業界独自の呼称。職務経歴書のフォーマットで業界に合った内容で記載すれば問題なし。建設業の「技術経歴書」は資格・施工実績を強調するなど、業界の特性に合わせる。

シーン5:求人票に「職歴書」と記載
→ 公務員系・古い慣習の企業。履歴書の職歴欄を独立させた書類を求めている。職務経歴書のフォーマットで簡潔に「会社名・在籍期間・職務概要」のみ書く。

迷ったら問い合わせるのが最も確実

採用担当者に「履歴書と職務経歴書の2点提出でよろしいでしょうか?」とメール・電話で確認しても、減点されません。むしろ「準備が丁寧」という良い印象を与えられます。

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経歴書の標準構成(職務経歴書とほぼ同じ)

「経歴書」が狭義で職務経歴書を指す場合、構成は職務経歴書と同じ4ブロックです。

ブロック1:職務要約(200〜300字)
キャリア全体の要約。業界・職種・年数・代表実績・志向性の5要素を含める。

ブロック2:職務内容(メインコンテンツ・全体の70%)
所属企業ごとに、会社概要・所属期間・職務内容・実績・使用ツールを統一フォーマットで記載。

ブロック3:活かせるスキル・経験
応募ポジションで活かせるスキルを、3〜7項目に絞って箇条書きで。

ブロック4:自己PR(300〜500字)
強み・志向・人柄をエピソードベースで。

各ブロックの詳細な書き方は[`shokumukeirekisho-kakikata-perfect`](/content/shokumukeirekisho/shokumukeirekisho-kakikata-perfect)で完全解説していますので、合わせてご覧ください。

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業種別「経歴書」サンプル

業種ごとに「経歴書」の書き方サンプルを示します。

1. 建設業:技術経歴書サンプル(38歳・施工管理)

[氏名] ○○ ○○
[資格] 1級建築施工管理技士 / 2級建築士 / 第二種電気工事士
[技術領域] 中規模商業施設・オフィスビルの新築施工管理

[主要施工実績]
1. △△ショッピングモール新築工事(2022/4-2024/3)
  - 規模:地上5階・延床18,000㎡
  - 役職:主任技術者
  - 工期:24ヶ月 / 予算:22億円

2. □□オフィスビル改修工事(2020/10-2022/3)
  - 規模:地上12階・延床25,000㎡
  - 役職:副主任
  - 工期:18ヶ月 / 予算:15億円

2. 製造業:業務経歴書サンプル(35歳・生産技術)

[業務領域] 自動車部品の生産技術・品質改善
[従事年数] 10年

[主要プロジェクト]
1. エンジン部品の自動化ライン構築(2022-2024)
  - 役職:プロジェクトリーダー(チーム8名)
  - 成果:生産性 1.4倍 / 不良率 0.8%→0.3%

2. 海外工場への技術移管(2020-2022)
  - 派遣先:タイ・バンコク工場
  - 期間:18ヶ月
  - 成果:現地スタッフ20名の独り立ち支援
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