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年収・給与9分で読めます

年収の中央値とは?平均年収との違いを“1分で”理解

公開 2026-01-14更新 2026-03-08

この記事の要点

  • 1平均は外れ値に引っ張られる。中央値は“真ん中の人”なので体感に近い
  • 2比較は『同年代×同職種×同地域』で行うと精度が上がる

監修・執筆者

平井 貴大

BeyondLeap株式会社 代表取締役 / 元リクルート事業開発・マーケ / 元プライム上場企業子会社代表

リクルートで事業開発・マーケティング・海外駐在を経験後、東証プライム上場企業の子会社代表取締役に就任。人材関連サービスを複数ゼロから立ち上げ、全事業の黒字化とスケールを達成。「すべての人が輝ける世界へ」をミッションに掲げ、AIと人のハイブリッドで一人ひとりに最適なキャリア支援を届けるためBeyondLeapを創業。

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中央値が“リアル”と言われる理由

10人の年収が200万〜800万円の中に1人だけ5000万円がいると、平均は大きく上がります。一方で中央値は真ん中なので、外れ値の影響を受けにくいのが特徴です。

つまり『普通はどれくらい?』を知りたいなら中央値が役立ちます。

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平均と中央値、どちらで比較すべき?

目的によって使い分けます。

・“全体の規模感”→平均
・“自分の実感に近い比較”→中央値
・“上位を狙う戦略”→分位(上位◯%)

転職の意思決定では、統計よりも最終的に“オファー年収”で判断するのが確実です。

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年代別の年収中央値——あなたは「真ん中」より上か下か

年代別の中央値を知ることで、自分の年収が同年代と比べてどの位置にあるかを客観的に把握できます。ただし、中央値はあくまで「全体の真ん中」であり、業界・職種・地域によって大きく変動する点には注意が必要です。

年代別の年収中央値(推定値):

- 20代前半(20〜24歳):約250万円。新卒1〜3年目。業界による差はまだ小さい
- 20代後半(25〜29歳):約350万円。最初の転職で差がつき始める時期
- 30代前半(30〜34歳):約390万円。管理職昇進組と専門職の二極化が始まる
- 30代後半(35〜39歳):約420万円。業界選択の影響が顕著に
- 40代前半(40〜44歳):約450万円。管理職と非管理職で200万円以上の差
- 40代後半(45〜49歳):約470万円。年収のピークに近づく
- 50代前半(50〜54歳):約480万円。多くの企業で年収のピーク
- 50代後半(55〜59歳):約450万円。役職定年の影響で下がり始める

注目すべきは30代の中央値の伸び率の低さです。20代後半の350万円から30代後半の420万円まで、10年で70万円しか増えていません。これは、多くの人が「同じ会社で同じ仕事」を続けた場合の典型的な推移です。

一方、転職で業界を変えた人の30代の年収上昇カーブは全く異なります。私がBeyondLeapで支援してきた転職者のデータでは、30代で業界を変えた人の平均年収上昇額は120万円。つまり、同じ会社に留まった場合の約2倍のペースで年収が上がっています。

中央値より上を目指すための具体的アクション:

1. 自分の市場価値を把握する: スカウトサービスに登録し、実際にどんなオファーが来るかを確認
2. 業界の年収天井を知る: 自分の業界の管理職年収が上限の目安。天井が低ければ業界変更を検討
3. スキルの希少性を高める: 「業界知識×専門スキル」の掛け合わせで、代替が効かない人材になる
4. 副業で収入源を増やす: 本業の年収だけでなく、複数の収入源を持つことでリスクヘッジ

💡 ワンポイントアドバイス

中央値を見て「自分は真ん中より上だから安心」と思うのは危険です。年収は「今の立ち位置」ではなく「5年後のトレンド」で判断すべき。あなたの業界・職種の年収トレンドが上向きか下向きかを見極めましょう。AIやDXで需要が増える領域にいれば自然に上がり、縮小する領域にいれば下がります。

よくある質問

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